「ポリファーマシー」という言葉をご存知でしょうか?
服用薬剤の種類が多くなった結果、体に有害なことが起こりやすくなることを言います。
年齢が上がると薬の効きが強く出すぎる傾向があり、特に70歳を超えるとこれらの有害事象の発生率が1.5倍~2倍に急上昇します。さらに薬が6種類以上になると副反応が出る率が急速に上昇すると言われています。
そこで、当院においては日本老年医学会「高齢者の安全な薬物療法ガイドライン」に基づき、年齢に応じた適切な薬の飲み方をお勧めしております。
- 本当に必要な薬かどうか見極める。
- 薬に優先順位をつけ、優先度が低い薬を減量・中止する。
- 高齢者にとって慎重な投与を要する薬は極力使用しない。
この3点を常に念頭におき、診察するようにします。
ご希望の方は保険証をご持参のうえ、受付時間内に直接お越しください。
現在服用している薬がわかるもの(お薬手帳など)をご持参ください。
*注意点:くれぐれも自己判断で薬の減量、中断をなさらないようにお願いいたします。